この度、北海道より「産業貢献賞」をいただきました。

地域資源を活用した農村活性や、農業体験、農家民泊などの教育旅行の誘致や受入れをはじめ、地域資源を活用したプログラムの提供や農泊の取組み、またこれらの事業を通した農村活性化や農村振興の活動を評価いただいたようです。

創業して20年を過ぎ会社のコンセプトでもある「暮らしのおすそわけ」をモットーに、地域のみなさんの知恵や技、またここだけでしか体験できないプログラムやアクティビティなどの開発や企画を通し、地方に来てもらいお金を落とす仕組みとして「観光」を手段に交流人口や関係人口の創出につとめてまいりました。

また、修学旅行の農業体験だけでいえば、弊社で受入れた体験料を計算してみるとこの20年で２億円以上が農家さんの手元に届いていることになります。

北海道の１年間の農業生産額に比べたら、20年で2憶円はホントにスズメの涙程度の金額ですので、貢献にはまったく及ばない金額かと思いますが、ただ「農産物の金額」だけでなく「交流という対価」もまた地域に落とされているというのは事実かと思います。

体験料だけではなく生徒を受け入れることによって、地域の商店街や暮らし体験を提供する中で多くの経済還流も生まれているだけでなく、地域を知ってもらうこと、農業・農村の魅力を理解してもらったり、食の大切さ、進路を農業系や北海道に考えるきっかけになったり、地方のファンやリピートづくりにもなっていると考えています。

わたしたちは農家さんや地域のみなさんをつなぐ役目として事業を展開しておりますが、この賞についてはわたしたちが受賞したのではく、ご協力いただいた農家さんをはじめ、地域のみなさんのご協力があってのことで、みなさんが受賞したものとわたしたちは考えています。

この20年、会社のコンセプトは何も変わらず事業を進めてまいりました。創業当時に比べ社会情勢や価値観など世の中は大きく変化してきてますが、これからも地域資源を活用しながら地域のみなさんといっしょに、変わらないために変わり続けていければと思います。

今後もみなさまとともに地域の活性化に尽力していければと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。